「月面」と「宇宙」 「無常」と「繋がり」「相互存在」

「とても親しい間柄の人が亡くなってその死を嘆くとき、
改めて考えてみましょう。
その人はほかの形で生き続けているのです。
そして私たちには、
その人がより良い状態で存在し続けるためにできることがあるのです。
相手は私たちの中に、そしてまわりに生きています。」

ティク・ナット・ハン著 島田啓介訳 
「怖れ 心の嵐を乗り越える深い智慧」
”来ることもなく 去ることもなく(NoComing No Going)”より

昨日は「宇宙部会」という勉強会に参加してきました(不思議な会?と思われそうですが)。
株式会社ASTORAX MEMORIAL 
代表取締役の葛西さん(女社長さん)が部長を務める月一開催のこの会は、
今年の春から時折お邪魔させて頂いています。

元々葬儀関連の事業をされている葛西さんの会社で今特に力を入れているのが
「宇宙葬」🌏🌠
宇宙空間での散骨や遺骨旅行というサービスの他、
来年9月には人工衛星で月面まで行って
遺骨を月面に埋葬するという企画が決定🚀
「これから告知予定なの」というお話が今回のメインでした。

昨年、私の母が亡くなったときには、
諸事情あって九州の実家のお墓に入れてもらえなかった母の遺骨を
東京まで持ち帰り、
昨年の今頃はほんとバタバタしながら
お墓探しをしていたのをふと思い出しました。

結局、今私が住んでいる家からほど近い
町田市内の合祀墓に母の骨を埋葬することになり、
見晴らしのいい高台にあっていつもお花が絶えない合祀墓は、
行くたびにほっこりできる大好きな場所にはなりましたが・・・

空に浮かぶ月☾を眺めながら故人を想うって、
素敵だなぁと感じながら楽しく聴いていました。

来年9月に予定している月面での遺骨の埋葬の料金も、
通常価格300万円のところお一人200万円で予定されていて、
今現在猫ちゃん(ΦωΦ)の遺骨のご依頼が一件、既にご予約済みとのこと。

気になる方はASTRAX MEMORIAL検索してみてくださいねー💃

ヨガの教えでは「創造、維持、破壊」というこの世界におけるサイクルや
「輪廻転生」について、
また仏教(マインドフルネス)の学びの中では
「無常」や「不生不死」等の言葉が出てきます。

人は死に対する終末という概念や恐怖心を持っているもの
生きているからこそ死を「怖い」と恐れるものだが、
死ねば全く消えてしまうということではなく、
亡くなった人もかたちを変えて、今もどこかしらに存在しているということ。

思い出の風景、残した言葉、身の回りにある物、人。
(夜空に浮かぶ月🌙も然り)

たくさんのご先祖様の命の続きのなかに今の私があって、
今このからだで生きている私の命もまた、子孫へと続いていく。

アルコール依存症の母の口癖で一番記憶に残っているのは
「あんたがいて、お母さんがどれだけ苦労してるか、
辛いかわかってるの?!」
大人になった今も胸の奥に重く残る母の言葉です。

「生まれてこなければ良かった」と、

望まれずに生を受けてしまった自分自身を、
とても忌まわしく感じ恥じていたものですが

たくさんの繋がりの中にこの私も、いまこうして生きているのだと知って、
今を精一杯、一瞬一瞬を大切に生きようという気付きに繋がり、
また一つ、また一つ、
「ありがとう」と言うことができます。

今私の周りに在るたくさんの存在に、
今日もありがとう。

お盆を来月に控え、明日の湘南台ヨガ部ムムクシュ
「マインドフルネスヨガと瞑想の会」では
「無常」や「繋がり」「相互存在」について少しお話してからクラスを始めたいなーと思います(^^)
ご予約枠、残席あります。参加ご希望の方は、
HPトップ画面のお申込み専用バナーよりお申込みください。