「今日の一瞬一瞬を大事に生きる」今こそマインドフルネスの実践、と「音声配信」準備中のお知らせ

「私たちの多くは、イメージの世界から抜け出ることができません。
苦しみという心の形成物をあるがままに認め、
抱きしめる実践をしましょう。
それができれば、前に進めます。
人生は不可思議で素晴らしいものに満ちていることが見え、
今ここで幸せに生き、人生を一変させることができます。」

ティク・ナット・ハン著 和解 (第1部―3原初の恐怖、原初の欲望) ----------------

「祥子ちゃんのパンツはボロボロすぎて、
おばあちゃん 恥ずかしくて干せないよ。
お金、1000円あげるから、明日学校帰りに買ってきなさい。」

「おかえり」の次に
おばあちゃんがそう言って、
中学3年の私は恥ずかしさのあまり、
”勉強部屋に”とあてがわれた祖父母の家の2階の部屋で、しばらく泣いていました。

今思い出すと笑い話なのですが(笑)、
あの時は真剣に、恥ずかしさと寂しさで泣いていたと思います。

中学3年の夏休みに、
母が飲酒運転で近所の畑に車ごと突っ込み、
その翌日、
母は叔父や祖父に引きずられるようにして
アルコール依存症専門病院に(強制的に)入院しました。

私はその日から
祖父母宅での生活が始まり、
1週間ほどたった時の祖母の言葉です。

「お前たち親子は恥さらしだ」と
伯父たちから散々非難された後で肩身の狭い中3の私を気遣って、
私を笑わせたついでにお小遣いをあげるつもりだったのかも、と今になって思います。

「パンツがボロボロすぎて」 
洗濯物を干しながら思い出し、
「春になったことだし、新しいパンツ買うね、おばあちゃん」

と胸のうちでつぶやくのでした。

母の「キッチンドリンカー」生活は、
私が小学生に上がった頃から徐々にその兆候が始まっていて、
テーブルには
焼酎の紙パック、
たばこの吸い殻で山盛りになった灰皿、
台所の流しに残った母が吐いたもの、
小学校から帰宅すると
締め切った部屋に
色んな臭いが立ち込めているのが
当時の私の「日常」になっていきました。

酔いつぶれて眠っていればまだ良くて、
運悪く母が起きていると、説教から始まり手と足が飛んできます。

「こんなのがいつまで続くんだろう」
「望まれなかったのなら生まれてこなければ良かった」と
よくそう思ったものです。

一度も私を探してきたことのない父親のことも、愛情などなく捨てられたようなもの、
そんな風に思っていました。

40歳になった一昨年、
母が孤独死し、
遺体は腐敗した状態で発見されました。

7年連絡を取らずにいた私は
後悔と自責の念もありましたが、
両親たちが戸籍上夫婦のままだったので
兎にも角にも37年会っていなかった父を早く探さなければなりませんでした。

子供の頃
特に望むことのなかった父との再会と結末は、それまで幾度となく想像した
どの未来予想とも違っていました。

父は、
私の顔を見て泣いていましたが、脳出血の後遺症の影響で父の思いや昔の事などを、
父の口から聴くことも、
怒ることもできませんでした。
「母を亡くし孤独になった」はずの私は、
育った故郷には帰る場所はなくなりましたが、
父方の親族が皆笑顔で私を迎えてくれて、
予期せず20人を超える親戚ができました。

当時の事、これまでの事、私の経験した過去記憶のフラッシュバックについて、ヨガのこと、マインドフルネスのこと、
音声での配信を
お友だちのヨガの先生と計画中です。
いつになるかは不明ですが、
本にする準備も進めています。
詳細は後日ご報告しますねー☺️

未来がどうなるのか、
一寸先がどうなるのかは誰にもわからないと
今改めてそう思うのですが
今現在という時間をどのように過ごすか、
私たちの実践や考え方によって未来は決まってくるように思います。

新型コロナウイルス
感染経路は接触感染又は飛沫感染。
対策は一番は手洗い、
洗っていない手で顔、口、目などを触ると感染が起きます。

マスクは飛沫を飛ばさないこと、
花粉でのどや鼻の粘膜が荒れるのを防ぐ効果があります。
ウイルスの大きさより網目の大きい市販のマスクは、
ウイルスそのものを
体に入れない効果はありませんが、
感染していても無症状であるケースが多いということを考えれば、
飛沫を飛ばさない、人にうつさないために
マスクをつけることは誰かを救う行動と言えますね。
電車内にいてくしゃみが出そう、でもマスクがない場合、
袖の肘の辺りで口鼻を覆う
それもその時にできる適切な実践です。

手で口や鼻を覆うと、
その手で手すりやドアノブ、エレベーターのボタン、食事をするときのテーブルに触れて感染を広げかねないことを知っておきましょう。

もし発症したら?
自分を信じて治療に専念するしかありません。

辛い状況にあるときの多くが、
私だけではなく、
他の誰かも同じように辛さや苦しみのなかにあるもの。

不安や恐れで取り乱す必要はないけれど
無関心であってはいけない。

正しい情報を基に、
自分にできる限りの対策をする。
今できること、今ある物に目を向けてみる。
そういう意識がたくさんの人の命を守ることになるし、
大切なものを守りたいという意志を持つことが、
自信と心の安定をもたらします。

正しい知識、それに基づく実践、前向きな姿勢が、世界を救う力の一部になる。

”委ねる”とは人生における難しい実践ですが、繋がりの中に生きてることを知り
今日という日も
大事に生きていきましょう🍀