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ブラフマンとしての祈りの実践ーイーシュワラ・プラニダーナ

”私たちは、誰かを愛おしく思えばこそ、

その人の幸福を心から祈ることができます。

—中略ー

自分には大切な人、守りたい人がいて、その人にもまたそれぞに大切な人、守りたい人がいる。

この慈悲の連帯で世界中をつなごうと願うとき、

それが真の世界平和の祈りになっていくのではないでしょうか。”

 

中野信子著/脳科学からみた「祈り」 

(第1章 脳に与える祈りの影響 より)

 

 

シバヨガスタジオのRYT200の養成講座、

今週末は4回目の開催となります。

 

前回、基本的な座り方となる

スカ―サナ=安楽座についてお話しました。

 

ヨーガ・スートラ2章46節に

 

「アーサナ(坐法)は快適で安定したものでなければならない(STHIRA SUKHAM ASANAM)」

 

という言葉がありますが、

座った時の姿勢や、シャヴァアーサナ(仰向けの姿勢)では、

床に触れている面積が大きいことによって

安定感が得られ、

この体の安定感があるからこそ、心に落ち着きや穏やかさが生まれます。

不安定な状態は体のどこかに緊張をつくり、その後のポーズの練習において、

その人の体が持つ柔軟性を引き出す妨げとなる

ということ。

骨盤周辺の柔軟性の乏しい場合や、

背中の張りを感じやすい方では、

お尻の下に

クッションやブランケットで高さを作ることで、

心地良く、自然と背筋が空に伸びるようになりますし、膝やももがが浮いている場合、

膝下にクッションなどを入れることで安定して、心地良さが増します(^-^)

 

プロップスを用いることでの感覚の変化、

他のポーズでも体験していきましょう🍀

 

少しずつティーチングに関する学びも始まりますので、

途中になっていたヨガの歴史のページから、

パタンジャリによって綴られたという

「ヨーガ・スートラ」にも少し触れたいと思います。

 

8支則のニヤマ(歓戒)の教えには、

「イーシュワラプラニダーナ」

信仰や祈りについても書かれています。

 

現在の脳科学において、

良い祈りの実践はオキシトシンの分泌が高まり、

祈った人自身の免疫力が高まるということがわかっていて、

祈りに関する臨床実験など

研究論文も発表されています。

 

毎日のヨガ練習において、

私たちが宇宙の意識と繋がる存在=ブラフマンとして祈るとき、

 

「宇宙の全てが幸せでありますように」と祈る。

 

ヨガの教えでは、そのように伝えられています。

毎日をどのような心で過ごすかによって、

ヨガのアーサナや瞑想の練習によって得られる体験や効果にも変化が現れますし、

発する言葉や表情にも、

もちろんティーチングにも、

そうした変化は現れてきます。

 

祈りの力で、

世界が良い方向へ向かいますように。

次回も楽しく学んでいきましょう。

 

 

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