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八支則のヤマ(禁戒)のお話

「ヨーガとは、サンスクリット語で”結びつける”という意味です。

ヨーガをするということは、”心と体を結びつける”あるいは”統一する”、つまり

”心と体が一体になった体験をする”ということです。
これは、”個々の人間と宇宙との一体感を体験する”ということでもあるといえるでしょう。」

J.カバットジン著
マインドフルネスストレス低減法
6章 心と体をリラックスさせるーヨーガ瞑想法 より



ヨガスートラ、第2章サーダナ・パーダにある
八支則には、
ヨガの練習における段階として、

1.ヤマ(禁戒)
2.ニヤマ(勧戒)
3.アーサナ(坐位)
4.プラーナヤーマ(呼吸)
5.プラティヤハーラ(制感)
6.ダーラナー(集中)
7.ディヤーナ(瞑想)
8.サマーディ(三昧)
の8つが書かれています。

「ヨガ」というと一般的には、
体を動かすポーズ=アーサナの練習をイメージされる方が多いところですが、

「3.アーサナ」の前には、

「1.ヤマ」という、日常生活で行ってはいけない5つの心得と、

「2.ニヤマ」という、日常生活で実践すべき5つの行いがあります。

「ヤマ(禁戒)」は
・アヒムサ/非暴力、不殺生
・サティア/嘘をつかないこと
・アスティア/不盗(ふとう)
・ブラフマチャリア/禁欲
・アパリグラハ/不貪

の5つから成り、

アヒムサは、暴力を振るわない、生きとし生けるすべての命を大切にする、自分自身を大切にすること。

ヨガの練習中も、ストイック過ぎるような自己暴力的な練習ではなく、
自身の生命力が高まるような、
体の声を聴いて行う、心身が穏やさや喜びを感じられるヨガ練習であることが基本となります。

サティアは、エゴで嘘をついてはいけない、嘘をつかず誠実でいること。

心が穏やかな状態で、日頃から言葉と思いの一致を行うこと。
アーサナや瞑想の練習中もあるがままの自分の体や心に気づくこと。
自分自身に正直に、
目の前の人に思いやりを持ち誠実でいること。

アスティア、盗まない、自己中心的な行動、エゴや執着はやめる。

予定がある人を無理やり引き止めることはしない。

ブラフマチャリアは、エネルギーの無駄使いをしない、生命エネルギーを必要なところに集中させる。

アーサナの練習中においても、
体全部に力が入っているのって、疲れちゃいますよね(^_^;)


力を入れるところと、緩んでいるところがあって、

呼吸が自然にできていると、心地よさがあって、

アーサナが自然と深まってきます。

 


アパリグラハ、貪欲さを捨てる、必要以上に所有しない。
あれもこれもと欲しがる心が強い状態は、何が手に入っても満足することができず、心は不安定です。

誰かや何か、外側に求めすぎていないか、
固定概念にとらわれ、相手に押し付けていないか、
自己中心的な考え方になっていないかどうか、
自分自身に気付き、
内側に意識を向けることが大切となります。

どれも、アーサナの練習中において
心がける必要があって、
また実際の日常のなかで、ヤマの心得を意識して過ごすことは、
ヨガクラスのアーサナや瞑想の練習の深まりとして自然と現れます。

クラスに参加される方がそれぞれに、
そうした自身の変化を楽しめると良いな…
と思います🌸

昨日のレッスンの始まりでは主に、
ヤマのお話をしました🍀🙏

ニヤマ以降は、また次の機会に。

今日も良い一日をお過ごしください☀

来月は9月の祝日に、シバヨガ鶴川スタジオにて「バランスポーズを深める」
というテーマで90分クラスを開催予定です。

中〜上級のアーサナにも取り組みますが、
オールレベルで参加されたみんなが楽しめるようにすすめていきます🌟内容についておってご案内かきます🍀

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