”私たちは日常的に呼吸しながら、呼吸していること自体を忘れています。
これに対し、自分の吸う息と吐く息に意識を向けることが、マインドフルネス瞑想の基礎になります。
それを「マインドフルな呼吸:とか「意識的な呼吸」といいます。とても簡単ですが、効果は絶大です。
日常生活では、私たちの体と心はまとまりを欠いてばらばらになっています。
そこで、吸う息と吐く息に気持を集中させると、心は体に戻ってきます。
にわかに自分がどこにいるかに気づき、心が「今、ここ」」にしっかり落ち着くのです。”
(ティク・ナット・ハン著 ブッダの幸せの瞑想 より)
「yoga」ヨガの語源は、サンスクリット語の「yuj(ユジュ)」
「くびき」を意味す英語「YOKE」と一緒で、
「繋ぐ」や「一体感」、「統合」を意味します。
個人の意識と普遍的な意識の融合として説明されることが多いですが、
普段の体を動かすヨガの練習においてはまず、呼吸や体に意識を向けること、
一瞬一瞬移り変わる、「今この瞬間」を感じることを大切にして練習します。
「心と体を繋ぐ」と言う言葉でよく表現されるけれども、
「元々繋がっていたことを思い出す」という方が、より適切かもしれません。
呼吸や体を丁寧に感じながらアーサナ(ポーズ)の練習をしていると、
一瞬一瞬、呼吸を続ける中で体が変化するのを感じることが出来ますし、
日によって、その時々で、体も心も、呼吸の様子も違うことにも気付きます。
レッスンに来られるお客様から「元々体が軟らかい方だったのですか?」
と尋ねられることがありますが、
私がヨガを始めたのは29歳で、もうすぐ45歳。
通知表の体育の成績は3で、部活動は弓道部でした。
運動が得意と思ったことは全く無くて、走るのも好きではありません。
強いて得意だったといえば…子供の頃は、誰に教えられたわけでもないのに、
暇さえあれば絵を描く習慣があって、
中学の頃美術はいつも5でした。
看護師の仕事も長く続けていて、イントラになった後も、
割とフルタイムに近い状態で看護師の仕事を並行して勤めていた時期もあるので、
ヨガの練習だけやっていたわけでもないですが、
出来るときに練習して、去年と今とでも変わってきているのと、思い返せば、
練習方法はその都度変わってきたなぁとふと気づくことがあります。
年齢や性別に関係なく、
いつでも始められること、
自分にあったヨガを自分のペースで練習できて
すぐにではないですが、(この私でも)
少しずつ、少しずつ体が変わっていくことが、
ヨガの良いところだなぁと思います。
そして、ヨガの練習による効果は、
運動的な効果に限らず、胃腸の調子やお通じの状態、体調そのものとか、
心の状態や物の考え方変化によって、
人生そのものが変わっていくようなところもあります✨
(科学的には、脳波の状態や、細胞、遺伝子レベルでの変化が起こることもわかっています。)
そうした一瞬一瞬の体や心の変化を楽しみながら、来てくださったお客様皆さんが、
それぞれに、楽しく、心地よく、練習を続けてくださると良いなぁと思います🌼
9月23日(金)祝日、シバヨガ鶴川スタジオにて、
「バランスポースを深める」イベントクラスを開催予定です☺(ご予約満席となりました)
皆さんそれぞれに、体に聞いて、楽しく練習していきましょう🍀