「ヨーガとは、サンスクリット語で”結びつける”という意味です。
ヨーガをするということは、”心と体を結びつける”あるいは”統一する”、つまり
”心と体が一体になった体験をする”ということです。
これは、”個々の人間と宇宙との一体感を体験する”ということでもあるといえるでしょう。」
J.カバットジン著 マインドフルネスストレス低減法 6章
心と体をリラックスさせるーヨーガ瞑想法 より
”yoga(ヨガ)”の語源は”YUJ(ユジュ)”
”くびき”を意味し、
「結合」する、「結ぶ」こと、「繋ぐ」ことを意味しています。
身体と心、思考や感情とのつながり、バランスをとることと、調和させること。
自分自身のこころと、神聖な心との繋がり、
宇宙との繋がり、大いなる意識、超越した何か、
神との繋がりを
ヨガの練習を通して体現します。
自分の内側に意識を向けることから始まって、
身体感覚が研ぎ澄まされていくと
自分の内側の静けさに気づきます。
雑念も浮かばない瞑想状態では、
科学的には脳波に変化が現れることがわかっています。
少し前に、「オーム」というマントラについて書きましたが、ハタヨガの真髄には
「A(ア)」宇宙の始まり
「U(ウ)」宇宙が維持されること
「M(ム)」宇宙の終わり
AUM(アオム)は「全知」「遍在」「全能」
をあらわすとの記述があります。
オームは原初音、「すべての始まりの音」
宇宙創造の基本音と言われています。
全ての命を持つものは、神聖な意識を持っていて、
全てはビンドゥ(種子)から生まれます。
この音が、
世界中で古代から使われている宇宙そのものの音で、
今も宇宙に鳴り響いていているとされています。
「ヴェーダ(聖典)」に記される「聖音」(聖なる音、神聖な音)で、
後に仏教等にも取り入れられました
(”アウン”や”アーメン”など)。
私達の体の60%以上が水で構成されているため、
工業地帯や飛行場などの騒音によって
心身の不調をきたすことがあるように、
音の振動(波動)によって、
からだが何らかの影響を受けることがわかっていますが、
愛情や優しさ、思いやりのある言葉を
大切なひとや自分自身に掛けてあげることは、
言葉の持つ意味のみならず、
言葉の「音」そのものが
癒やしになるということでもあります。
神聖な音であるマントラを唱えたときの
内側に響く音のバイブレーション、
唱えたあとの静けさ、
それらによって起こる内側の感覚は、
実際に唱えることで体験することができますし、
マントラに限らず、
普段から思いやりや優しさのある言葉、
良い言葉を心がけたり、
自分自身の体や心に「ありがとう」って
声をかけてあげることも、
気軽に始められる効果的なセルフケアの方法の一つといえます☝
妊婦さんが、
「私が育てていけるだろうか」
「お母さんになれるかしら」と、
妊娠中のマイナートラブルや、
過去の記憶によるトラウマ不安を感じるような場合なら、
自分自身の呼吸を感じたり、
心臓の鼓動を感じたり、
お腹にいる赤ちゃんの胎動を感じたり、
「もうすぐ会えるからね」「大丈夫だよー」って
優しく語りかける言葉の、優しい音の波動が、
今この瞬間の、ここにある命を感じ、
今という瞬間から、
これから先の未来へと歩んでいく力が
もうここにあるんだって気づいて、
内側から癒やしが起こるような。
いつものヨガのクラスでも、
今この瞬間の、身体や心、内側の声に耳をかたむける時間が、
穏やかで、安定した心の状態を作り、
生命力や自己治癒力を引き出してくれます。
私が今3年間かけて取得中の
「ソマティック・エクスペリエンシング(SE)」の中級の講義が6月の18日からの1週間あるため、
来月いくつかのレッスンの代行と、
五月台のスタジオリーブルでは振替レッスンで予定を組んでいる日があります(予約システムへ反映していますのでご参照ください)。
お客様の方へは振替レッスンのご案内など改めて送らせていただきます🙏
SEの学びもまた、
クラスの中で、皆さんが心地よく過ごせたり、楽しんでいただけるクラスにできるよう、
良い気付きなどお伝えできればと思っています🍀
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