「身体は癒やし手であり、トラウマの心理的傷跡は元に戻せるが、それは身体の声に耳を傾ける場合に限られる。」
ーステファン・W・ポージェスー
(ステファン・W・ポージェス著/ポリヴェーガル理論入門ー心に変革を起こす「安全」と「絆」より)
「Yogiのための解剖生理学」
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アマゾンで、”kindle電子版"は7月20日頃まで税込み550円で販売。
(※7/21以降は1,000円前後へ価格改定予定)
ペーパーバック版あり、こちらは2,400円(税別)、
いずれも注文受付をスタートしております(Instagramプロフィールにリンク貼っておきます)
・普段練習している、基本のヨガポーズのポイントはもちろん、
無理なく効果的に柔軟性を高めるシークエンス(ポーズの組み合わせ、順番)を考える上で必要な、
運動学的根拠についても解説しています。
・今回新たに、不眠やストレス軽減効果などの期待できる、呼吸法や瞑想法もいくつか添えました。
・ストレス反応に関するページでは、トラウマ専門の心理療法である、
「ソマティック・エクスペリエンシン®療法」における知見を、
「SE™Japan」及び「SE™International」に引用の許可を頂き、テキスト中に掲載させて頂きました。
・実際の臨床にも応用されている「ポリヴェーガル理論」について、
当初の4ページから今回の修正で11ページまで増やし、
実際のヨガへの活用法を、具体例を入れながらまとめ、「ポリヴェーガル理論」が
ヨガ業界において注目されるようになった理由と、
ヨガ哲学における3つの質、「トリグナ」についても解説を添えています。
(以下「謝辞」より一部抜粋)
この本は、4年前にヨガインストラクター養成スクールの立ち上げと、
解剖生理学のテキストおよび、ビデオ教材の制作に携わったことがきっかけで生まれました。
当時私は43歳、インストラクター歴は10年目を迎える頃。世間はコロナの真っ最中、
ヨガスタジオも休業や時短などで、ヨガの仕事に関しては何かと変化の大きい時期にありました。
日曜日のレッスン枠の求人が出ていたヨガスタジオへ面接で出向き、
そこでたまたま、養成スクールの立ち上げの話が出たとき、
「これはきっと、神様がくれた、私が成長するためのチャンス」と、
私なりにそう確信していました。
2021年4月から、
通常のグループレッスンを提供する傍ら、
全米ヨガアライアンス200時間のカリキュラムに合わせたテキスト作りが始まり、
私は自身の看護師経験を活かし200時間中30時間を占める、
解剖生理学を任されることになりました。
またこれと同時に、RYS200の講師として指導に就くためには、
私自身が500時間の学びを修了する必要があり、
RYT300の講座の受講も並行して進めるという、慌ただしい日々でしたが、
300時間の講座で改めて深く触れるヨガの歴史、哲学、現代科学に基づく知見など、
座学での学びもさることながら、
ヨガや瞑想の実践による、私自身の心身の変化にまず驚いて、
特に瞑想クラスの体験は、
穏やかさと安心と、満ち足りていく感覚の中で自然と涙が溢れ、
自分の内側から癒やしの力が湧き上がってくるような体験をすることもあり、
この気づきと感動を、多くの人に伝えたいという思いが、心の奥底で育まれました。
ヨガを体得する上で、体験することが重要で欠かせない、そう考えていた私に、
他の講師陣から
”人前でのティーチングを披露させることが最優先"
"教え方を揃えていきたい"
等のご意見と調整があり、
私は2期以降養成講座を離れることになりましたが…
解剖生理の枠を引き継がれた、ヨガセラピーに詳しい先生が、
その後解剖生理学のテキストも新たに刷新されたとご報告を受け、
4年前私が作ったテキストに今回、
「ソマティック・エクスペリエンシング®療法」の3年間の学びから、
自律神経系やストレス反応に関する知見などを新たに加え、
「Yogiのための解剖生理学」というタイトルで、
今ようやく、一冊の本として形にすることが叶いました。
東京町田市のシバヨガスタジオでの養成講座で、
約半年間、8名の1期生の皆さんの日々の変化と成長を拝見できたことは、
私の人生において、かけがえのない喜びと幸せをたくさんいただいた時間となりました。
共に過ごす中で
ヨガを好きになってくれてありがとう。
これからもたくさんの人へヨガを伝えてください。
私にヨガを伝える人を育てる機会をくださった、
シバヨガスクールの3名の講師の先生方にも、
心より感謝申し上げます。
「広く、深く、楽しく学びましょう」と、
いつも笑顔で、優しく愛情深くご教授くださった、ヨガライフサイエンスの関佳奈先生、
SEI米国本部からSE Japan公式サイトやテキストの引用許可を得るためにご対応いただいた、
SE東京トレーニング事務局の工藤亜佐子様、日髙潤子様、
ポリヴェーガル理論の解説に関して、アドバイスと熱い激励をくださった、
ポリヴェーガルインスティテュート・インターナショナル・パートナーの花丘ちぐさ様、
私を支えてくださったすべての方へ、
心より感謝申し上げます。