「もし体に病んでいるところや痛みがあれば、
そこに意識を向けて、愛を送りましょう。
息を吸って、その部位を休ませ、
息を吐いて、大いなるやさしさと愛情をもって微笑みかけます。」
ティク・ナット・ハン著/「怒り」
(付録D 深いくつろぎ XIV より)
2月23日は、祝日のイベントレッスンでは
「看護師による感染症予防の為のリラックスヨガと呼吸法」
というクラスを企画しました。
もちろん、スタジオではコロナ対策のため、
定員の制限や、マスク着用、検温、手指消毒などの対策等
皆さんにご協力頂いての開催です。
今の時期だからこそ、
関心の持てるもの、人の想いに寄り添えるもの、
社会全体への貢献に繋がるものと思い、
60分間のクラスですが普段と違う内容で企画してみました(^-^)
「看護師」・・・とタイトルに入れたからにはと、
参考程度の内容でしたが配布資料も用意してみて、
イラストなんかも入れて、
手元に視覚的な情報があると、
クラスの出だしの雰囲気もちょっと変わりますね。
一般的に言われている「免疫力を上げる」ために良いことには、
・適度な運動と休息(双方のバランス含む)
・ストレスを減らす
・腸内環境を整える
・バランスのとれた食事
・リズムある生活
等があげられます。
適度な運動は継続することで
免疫グロブリンのIgAの分泌を促し、
また運動によって体温を上げておく(体温が1℃低下すると免疫力は30~40%低下)ことも、
免疫力の維持向上に功を奏すと言えますが、
激しい運動の場合には、
コルチゾールやカテコラミン等のストレスホルモンが多く分泌され、免疫機能は抑制されます。
また、骨格筋に血液が集中することで皮膚や内臓の血流は減少し、
バリア機能が一時的に低下することも、病原体侵入を容易にする要因になるんですね。
激しいトレーニングや減量後に
風邪ひいたりお腹壊したりするなんて話も、
たまに耳にしませんか?
そして、なんといってもストレス!
交感神経優位な状態が続くと、白血球中の顆粒球が必要以上に増えて、
大切な細胞まで壊し始めてしまい、免疫の働きが悪くなります。
それに、緊張状態は胃腸の働きを低下させますから、
免疫細胞が多く集まる腸管の働きが弱ければそれも、免疫力低下につながりますね。
単純に「お腹周りを温めておく」のも、
免疫力アップに良いということです。
そして、
ヨガによってできるアプローチは,、というと🧘
まず
呼吸法によって自律神経を交感神経優位の緊張状態から、
副交感神経優位の状態へと整えることができます。
それから、呼吸とポーズ、瞑想によって、
脳波をリラックスモードへと導くことができる。
(なので、これにはヨガのトレーニングの方法にも寄る、ということも然りです。)
また、「NF-kB」という、ストレスによって活性するタンパク質(炎症に関連する遺伝子の発現を誘導)、
これがヨガや瞑想によって減少するという、
抗ストレス効果も確認されていて
研究が進められているそうです。
どんなに丈夫で、ポジティブな人だって、
寝る時間が遅かったり、
子育てで疲れていたり、
仕事が忙しかったりしたら、
体にはストレス反応が起こる!
発病には至らないけれどずっと不調を抱えている、そんな「未病」の状態に気づいて、
ちゃんと自分を労わってあげられると良いですね🍀
そしてそして、
何よりも
ヨガには哲学という、智慧を培い、心を育む学びがあります。
「繋がり」や「喜び」に気づき、
マインドフルで穏やかで前向きな心を育むこと、
内側にある穏やかさや安心、
愛情や慈しみの感情に気づく機会が、
セロトニンやオキシトシン、エンドルフィン等の
脳内ホルモンの分泌を促し、免疫力アップに繋がります。
クラスにご参加いただいた皆さんが真剣にお話を聴いて下さっていて、
沢山の想いが、良い働きかけとなって
今の世界へと届くなぁと感じていました。
実践では主に、
内臓を温める深層筋を意識したポーズと、自律神経を調整する呼吸法を行いました✨
また機会があれば、企画したいなと思います(^^)
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