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「過去」や「未来」よりも、呼吸とともに今この瞬間の幸せを

”「今」ここに「心」を完全においていることを、
古来仏教では「念(サティ)」といい、
大切な行としてきました。

過去や未来に心をさまよわせず、
今この瞬間に完全に集中して生きるとき、
私達の中には深い理解と叡智、大いなる安らぎが生まれます。”

ティク・ナット・ハン著 和解ーインナーチャイルドを癒す(訳者前書きより)

 



マインドフルネス瞑想は、
「今この瞬間」を大切にする瞑想。

自分の内側に意識を向けるヨガと
コンセプトは同じです。

ヨーガ・スートラの八支則の教えにある

5段階目「プラティヤハーラ(制感)」は、

”感覚の制御”とも説明されますが、

意識を外界の対象ではなく内側に向けること、
瞑想の意識へと続くその前の段階をあらわしていますし、

「ハタ・ヨーガ・プラディ・ピカー」という経典には、

”息が迷えば心も乱れ、
息が静まれば心も静まる”
と記されていて、

私達がヨガや瞑想を行うとき、まず初めに
呼吸へ意識を向けることを大切に行いますよね。

自分の内側に意識を向けるのは、
今の状況を在るがままに見るということ。

過去や未来に意識をさまよわせず、
今この瞬間に意識を満たし、
在るがままを感じ受け止める。

ヨガや瞑想は本来
自分をコントロールするために
行うものではなく、

今の気持ちや身体状況を
在るがままに受け入れる習慣を身につけることが、
マインドフルネスの初期段階における大切な修練となります。

人間の思考は元々、
流れ続けるような特性を持っていて、

”風のように動き回る”と表現される先生もいますが、
とりわけ、
過去や未来へとさまよう傾向があります。

過去や未来に思考がさまよう時というのは、
目の前のものが目に入らず、
目の前の人の言葉も耳に入らない、

”今ここに在らず”

といった感覚に陥ったりします。
だからこそ・・・

”YOGA CHITTA VRITTI NIRODAHAH”
(心の作用を死滅することが、ヨーガである)

心を静めるために、

ヨガや瞑想のクラスの始まりでは、
意識を内側に向けるためにまず
呼吸調整や内観のガイドを最初に行います。

ヨガを伝えるインストラクターさんであれば、

人前に立って緊張感を感じている時に、
自分が人からどんなふうに見えているのか、
さっき自分の言った言葉はこれで良かったのか、

そうしたことを思い浮かべると
つい緊張するものだけれども

目の前にいる人の表情や
息遣い、体の緊張や、その緊張が次第に緩んでいく様子、

そして、
皆とともに在ってヨガをしているこの空間や、
一瞬ごとに変化する自分自身の呼吸と体の感覚、

変えられない過去や、
まだわからない未来の結果ではなく、
今この瞬間に意識を向けてみると、

今ここにいるという喜び、
目の前の人の優しさ、
幸福感といったものを受け取りやすくなり、

穏やかで安定した心の状態から更に、
前向きで建設的な思考、
集中力、直感力が高まり、
仕事のクオリティそのものも
自ずと向上する機会となります。

ワンネス=全ては一つ。

繋がりの中に生かされているからこそ、
今この瞬間を大切に生きること。

心を静めるためにはまず、
今この瞬間の呼吸と体を感じること。

内側に意識を向けヨガ練習が深まることにより
心の波立ちが静まり、
物事を前向きに捉え行動できる、

外側のものや人とも調和しながらも、
「私」という軸がしなやかさと強さを持ち、
安定した心身の基盤を作ることに繋がります。

昨日のクラスではそんなお話もしつつ、

呼吸法、呼吸瞑想と
ガヤトリヤマントラ等をご紹介しました。

朝のヨガと瞑想の練習で、
私自身も心地よく過ごせました。

いつもありがとう❤🙏

次回のスタジオリーブルのクラス
木曜日朝開催です🍀

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